OpenAIは、現従業員・元従業員が保有する株式を対象に、総額およそ70億ドル規模のテンダーオファー(株式買い取り)を完了したと報じられた。買い取り価格の基準となる評価額は、3月に実施した122億ドル規模の資金調達ラウンド時と同じ8520億ドルで据え置かれている。
これまでのテンダーオファーでは、Thrive CapitalやSoftBankといった外部投資家を買い手として招き入れる形が一般的だったが、今回OpenAIは自己資金を使って株式を買い戻した点が異なる。評価額の推移を見ると、2024年末の1570億ドルから2025年初めに3000億ドル、同年10月のテンダーオファーで5000億ドル、そして3月の資金調達で8520億ドルと急上昇してきたが、今回は初めて増額なしで据え置かれた形だ。
今回の株式買い取りは、上場を見据えて従業員に含み益を現金化する機会を与える狙いがあるとみられる。OpenAIは5月にSECへ非公開のS-1登録届出書を提出しており、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが主幹事を務める形で、早ければ2026年第4四半期の株式公開を目指しているとの報道もある。
出典: Bloomberg



