Fortuneなど複数の米メディアが9月24日前後に報じたところによると、OpenAIは9月29日にサンフランシスコで開催する開発者向けイベント「DevDay」で、サイバー防御に特化した新モデル「GPT-6 Cyber」を披露する見通しだ。あわせて、モデルを安全かつ自動化された形で企業に導入するための専用プロダクトも初めて投入するとされる。DevDayより前に発表される可能性もあると報じられている。OpenAI自身による公式発表はまだない。
GPT-6 Cyberは、OpenAIが今年発表するサイバー防御特化モデルとしては4本目にあたる。4月の「GPT-5.4-Cyber」、6月の「GPT-5.5-Cyber」、8月の「GPT-5.6-Cyber」に続くもので、承認制プログラム「Daybreak」経由で高度な脆弱性調査・攻撃検証機能へのアクセスを絞ってきた路線を継続する形とみられる。承認済みの一部顧客は、既に非公開の「Daybreak Red」プログラムでGPT-6 Cyberのアルファテストにアクセスしているという。
新設される防御プロダクトは、AIを使った攻撃の高度化を受け、企業が脆弱性への対応や自動化されたワークフロー構築を進めやすくすることが狙いとされる。OpenAIは重要インフラ事業者などへのサイバー防御プロダクト利用を後押しするため、既に総額10億ドル規模の補助プログラムへの投資を表明しており、Accenture・IBM・CrowdStrike・Cisco・Cloudflareなどが連携パートナーに名を連ねている。
OpenAIやAnthropic、Googleなど主要AI企業は今年、自社モデルがサイバー攻撃・防御の両面で急速に能力を高めていると相次いで公表し、業界全体でも共同声明を出すなど警戒感を強めてきた。GPT-6 Cyberの投入は、その流れの中でOpenAIが防御側の能力強化を一段と進める動きといえる。
出典: Fortune



