OpenAIは2026年8月19日、企業顧客向けの安全性監視の新機能「Private Safety Processing」を早期顧客向けにプレビュー公開したと発表しました。従来のZero Data Retention(ゼロデータ保持)ポリシーでは個々のやり取りを単独で評価する仕組みでしたが、新機能は複数のセッションにまたがる利用パターンを検知できるようにする点が特徴です。
具体的には、顧客のコンテンツは引き続き顧客が管理する鍵で暗号化され、OpenAI社員がその中身にアクセスすることはありません。その代わり不正利用の兆候を検知した場合には、プロンプトや応答そのものではなく、限定的な「安全性シグナル」のみがOpenAIに送られる設計です。
この監視の実施には、対象となる推論計算量のおよそ20%に相当する追加の計算コストがかかるとしていますが、OpenAIは顧客への追加請求は行わないとしています。広範な展開と技術的な詳細をまとめた白書の公開は2026年9月を予定しており、直近30日間のデータ保持を条件とするAnthropicの方針との対照として、複数の海外メディアが取り上げています。
出典: OpenAI公式ブログ



