OpenAIで3年半にわたり勤務し、同社の「Preparedness Framework」の草案作成や、主要なモデル発表12件に伴う安全報告書の執筆を統括してきたデイビッド・ロビンソン氏が、9月28日の週に同社を退社した。10月3日にはThe Atlanticに「I Quit OpenAI Because Its Culture Is Broken(私がOpenAIを辞めたのは、同社の文化が壊れているからだ)」と題するエッセイを寄稿し、退社の経緯と理由を明らかにした。
ロビンソン氏はエッセイの中で、シリコンバレーの企業文化を「極端な自信」と「終わりのない全力疾走」という言葉で批判し、潜在的な問題を軽視または過小評価したまま「揺るぎない楽観主義」でより大きく高性能なモデルを作り続ける姿勢に懸念を示した。個別のルールや新法の制定だけでは不十分で、業界全体の企業文化そのものに踏み込んだ議論が必要だと訴えている。
ロビンソン氏の退社は、機密情報の取り扱いを誤ったとされる3人の安全関連スタッフとOpenAIが袂を分かったわずか数日後に起きており、同氏は約1週間で退社した4人目の安全チーム関係者となった。同社の安全責任者を務めていたヨハネス・ハイデッケ氏も、今年すでに退社している。
出典: TechCrunch



