Akamai Technologiesが9月24日、Anthropicとの間で7年間・116億ドル規模のクラウドインフラ・ソフトウェアサービス契約を結んだと発表した。Anthropicの主力モデルであるClaudeの需要拡大に伴い急増するCPU処理の需要を、Akamai Cloudの分散型AIインフラで支える狙い。契約に基づく売上計上は2027年後半から始まり、2028年末までに年換算で約17億ドル規模に達する見通しだという。
両社は追加で最大90億ドルの契約拡大オプションも盛り込んでおり、行使されれば契約総額は最大200億ドル規模に膨らむ。Akamaiはこの見返りとして、Anthropicに非公開型の転換優先株(シリーズB)を購入できるワラントを付与した。転換後の普通株換算で770万株、Akamaiの発行済み株式の約5%に相当する規模で、権利行使価格は1株111.33ドル。今回の116億ドル契約分でこのうち約2%相当の権利が確定し、残り約3%は追加90億ドルの契約拡大が実現した場合に段階的に(追加30億ドルごとに約1%)確定する設計になっている。
Akamaiはこの需要に応えるため、2028年までに設備投資として約55億ドルを投じる計画も明らかにした。発表を受けてAkamaiの株価は時間外取引で急伸し、一時20%前後上昇する場面もあった。生成AI企業による大型のインフラ調達契約が相次ぐ中、老舗CDN・クラウド企業であるAkamaiがAI向けインフラ事業で存在感を強めた形だ。
出典: Akamai公式プレスリリース



