ドイツのAI企業Aleph Alphaは10月3日、政府機関や産業分野向けの推論言語モデル「Kolibri」を発表した。多くの大規模言語モデルが内部的に英語を経由して処理する傾向がある中、Kolibriはドイツ語そのもので推論するように設計されている点が特徴で、Aleph Alpha自身やその他のクラウドではなく、顧客が自ら管理するインフラ上で完全に動作させられる。
この発表は、Aleph AlphaがカナダのAI企業Cohereとの経営統合を進める最中のタイミングで行われた。両社は、ドイツのSchwarz Groupからの約6億ドルの支援と独・カナダ両政府の後押しを受け、「大西洋を横断する主権AI企業」の設立を目指すとしている。統合後の新会社はベルリンとトロントの両方に本社機能を置き、Aleph Alphaのハイデルベルク拠点は研究拠点として存続する見通しだ。
Kolibriの投入は、Cohereとの統合を進めながらも、Aleph Alpha自身のブランドでの製品展開を続ける意向を示すものだ。価格や提供時期の詳細は公表されておらず、同社の既存の企業向け提供は公開された従量課金やシート課金ではなく、個別見積もりによる契約が中心となっている。Kolibriについても、当面は同様に政府・産業向けの直接契約を通じた提供になるとみられる。
出典: Startup Fortune



