Amazon Web Services(AWS)は2026年8月25日、クラウドソーシングプラットフォーム「Amazon Mechanical Turk」を同年9月30日付で終了すると発表した。公式サイトに掲載された通知でAWSは「提供しているプログラム・ツール・サービスを定期的に評価しており、その結果に基づき本サービスの終了を決定した」と説明している。
Mechanical Turkは2005年に開始されたサービスで、企業が単純作業(HIT: Human Intelligence Tasks)を細かく分割して不特定多数の登録ワーカーに発注できる仕組み。データのラベル付けや音声・動画の書き起こし、アンケート回答など、機械学習モデルの学習データ整備に広く使われてきた。創業者のジェフ・ベゾス氏はかつてこのサービスを「人工の人工知能(artificial artificial intelligence)」と呼んだことでも知られる。最盛期には50万人超のワーカーが利用していたという。
AWSは今年7月にも新規顧客の受け入れを停止しており、今回の終了発表はその延長線上にある。近年は専業のデータラベリング企業の台頭によりワーカーの流出が進み、サービスへの投資も縮小していたと報じられている。AI開発の裾野を支えてきた「人力インフラ」の役割は、生成AIによるデータ生成や、専業のアノテーション企業へと移り変わりつつある。
出典: CNBC



