AIデータセンター向けの光配線技術「co-packaged optics(CPO)」を手がける米新興企業Ayar Labsは9月10日、シリーズEの追加ラウンドとして新たに1億5000万ドルを調達したと発表しました。これにより、2026年に入ってからの累計調達額(プライマリー、新株発行による調達)は6億5000万ドルに達しました。新たにサーバーメーカーのWiwynnが戦略投資家として参加し、既存の戦略投資家であるAlchip、AMD、Intel、MediaTek、NVIDIAに加わりました。調達した資金は、量産体制への移行に向けた製品開発・検証や、製造エコシステムの拡充に充てるほか、米国・台湾新竹に続く新拠点として、インドのベンガルールに新しい設計拠点を開設する費用にも充当するとしています。
今回のプライマリー調達とは別に、Antero Peak Group(Artisan Partners)が主導し、Sequoia Global Equities、ARK Invest、Greycroftが参加する2億2500万ドル規模の株式売却(セカンダリー取引、創業初期の従業員・投資家が保有株式の一部を売却するもの)も実施され、この取引時点でAyar Labsの評価額は50億ドルを超えたと報じられています。これは、2026年3月に調達額5億ドルのシリーズEをクローズした際の評価額37億5000万ドルから、約3割強の上昇となります。
Ayar LabsのCEOであるMark Wade氏は、AIクラスターの規模拡大においてもはや銅配線がボトルネックになりつつあると説明しており、同社は光配線技術によってラックの枠を超えた大規模なAIチップクラスター同士の接続を可能にすることを目指しています。
出典: HPCwire



