Googleは、GeminiアプリおよびGoogle Workspaceにおいて、独自の指示をあらかじめ設定しておける機能「Gems」を段階的に廃止し、新機能「Skills」へ切り替えていくと公式ブログ「Google Workspace Updates」で発表した。Skillsはブログ記事のトーン設定や授業計画の下書きなど、繰り返し使うカスタム指示を再利用できる点ではGemsと同じ狙いを持つが、仕組みは異なる。
最大の違いは呼び出し方にある。Gemsは専用の対話を個別に開いて使う必要があったが、Skillsは通常のチャットスレッド内でそのままインラインに呼び出せる。さらに複数のSkillsを同時に「重ね掛け」して一つのプロンプトに組み込むことも可能になり、GoogleはGemsより柔軟な使い方ができるとしている。
展開はWorkspaceから始まり、Rapid Releaseドメインでは10月5日から利用可能になり10月12日までに完了する予定。Scheduled Releaseドメインは10月19日に開始し11月中旬までに完了する。Geminiアプリ全体への展開は10月13日から始まり、同じく11月中旬までに完了するとしている。
一方でGems自体は即座に消えるわけではない。Googleによれば、ビジネス・エンタープライズ向けユーザーがGemsを新規作成・編集・利用できなくなるのは早くても2027年3月1日以降で、その後は設定画面からも削除される見込みだ。



