Googleは、AIエージェントを構築するためのオープンソースフレームワーク「Agent Development Kit(ADK)」のKotlin版について、正式版となる「ADK for Kotlin 1.0」を公開した。ADKはこれまでPython・Java・Goに対応してきたが、2026年のGoogle I/Oで発表されたプレビュー版「ADK for Kotlin」「ADK for Android」0.1.0を経て、今回のリリースでは本体のADK 1.0(Core)とほぼ同等の機能パリティに達したとしている。
Kotlin版の特徴は、サーバーサイドで動くマルチエージェントシステムをKotlinで記述できるだけでなく、Android向けの機能を豊富に備える点にある。端末上で動作する大規模言語モデルを使い、クラウド上のモデルとも組み合わせながら、プライバシーに配慮したAIエージェントをアプリに直接組み込めるようになった。オンデバイス推論には「LiteRT-LM」に加え、ベータ機能として「ML Kit」にも対応する。
AIエージェント開発のフレームワークはこれまでPythonを中心に発展してきたが、今回のリリースにより、Androidアプリ開発者はKotlinのエコシステムを離れることなくエージェント機能を組み込めるようになる。クラウド上で動くエージェントと、モバイル端末上で動くエージェントを、同じADKの枠組みで一貫して開発できる点も特徴だ。



