LGグループのク・グァンモ会長とNVIDIAのジェンスン・フアンCEOが、米カリフォルニア州のNVIDIA本社で会談し、ロボティクス・AIファクトリー・モビリティの3分野における戦略的協業を拡大する覚書に署名した。両社は「フィジカルAI」市場での主導権確保を狙い、2028年にかけて複数のプロジェクトを進める計画だという。
目玉となるのは、LGエレクトロニクスが開発を進める次世代の二足歩行ヒューマノイドロボットで、2027年第1四半期の発表を目指す。NVIDIAの高性能組み込みコンピューティングモジュール「Jetson Thor」を頭脳とし、人型ロボット向け基盤モデル「Isaac GR00T」と安全システム「Halos」を組み合わせる構成。アクチュエーターはLGエレクトロニクス、センサーはLGイノテック、バッテリーはLGエナジーソリューションと、グループ各社の技術を結集する体制となる。
ロボット単体にとどまらず、LGは車輪型ロボット「CLOiD」を米テネシー州の洗濯機工場の生産ラインに年内に試験導入する計画も明らかにしており、実際の製造現場での実証を進める方針だ。両社トップの会談を受け、LGエレクトロニクスの株価は当日3%超上昇するなど、市場でも「フィジカルAI」分野への期待の高さがうかがえる結果となった。
出典: UPI



