AIエージェント企業のManusは9月28日、新たな基盤「Manus 2.0」と、個人向けの新アプリ「Cue」を発表した。Cueの最大の特徴は、エージェントごとに専用のメールアドレス・電話番号・ユーザー許可制のデジタルウォレットが割り当てられる点で、電話やメールでの連絡、ユーザーに代わった支払いなどを、専用の「Cloud Computer」上で本人に代わってこなせるようになるという。
Manus 2.0の中核をなすのが、タスクの複雑さに応じて計算資源を動的に拡張する新しいエージェント基盤「Cascade」だ。Manusが公開したベンチマークでは、従来のエージェント基盤と比べてトークン使用量を23.2%削減し、タスク完了速度を28.2%向上、運用コストを32%削減できたとしている。
このほかManus 2.0には、動画やゲームなどの制作に使える「Manus Studio」や、スケジュールや特定のイベントをきっかけにエージェントが自動で作業を始める「イベント駆動型自動化」機能も追加された。Cueは招待コード制の早期アクセスで無料提供されており、別売りのCloud Computerは月額10ドル(Basic)・30ドル(Standard)・50ドル(Advanced)という段階制プランで提供されている。
BloombergをはじめとするMediaが報じたこの発表は、OpenAIやGoogle、Metaの「Muse」なども同時期に相次いで参入している「パーソナルAIエージェント」市場において、Manusが最も踏み込んだ一手を打った格好だ。
出典: Manus公式ブログ



