OpenAIは8月27日、公式ブログで学生1000人超を対象とした無作為化比較実験の結果を公表した。実験では学生を「ChatGPTのみ利用」「因果推論(causal reasoning)を用いた批判的思考トレーニングのみ」「両方を組み合わせ」などのグループに分け、ライティング課題の質を比較している。
結果、ChatGPTへのアクセスは文章の完成度や論理的な一貫性の向上に寄与した一方、批判的思考トレーニングは学生がより多様な発想を生み出すことにつながった。両方を組み合わせたグループは、採点基準に基づくスコアではChatGPTのみのグループと同等、アイデアの多様性ではトレーニングのみのグループと同等の成果を示しつつ、論理的一貫性や前提を疑う姿勢という点ではいずれの単独グループよりも優れていたという。
OpenAIはこの結果について、生成AIの活用と批判的思考の訓練は互いに代替関係ではなく補完関係にあることを示すものだと位置づけている。教育現場でAI活用への懸念が根強い中、両者を組み合わせたカリキュラム設計の重要性を示す事例として、今後の教育機関との協業でも参照していく方針とみられる。
出典: OpenAI公式ブログ



