AIニュース

OpenAI、契約業務特化のAIエージェント訓練でIroncladと提携 最新モデルのスコアが前世代から13ポイント超向上

公開日: ・出典: OpenAI公式

OpenAIは10月6日、契約業務に特化したAIエージェントの訓練・評価を進めるため、契約ライフサイクル管理(CLM)企業Ironcladと研究提携を結んだと発表した。少数のソフトウェア企業と直接提携し、業務特化のAIエージェント開発を加速させる取り組みの第1弾で、OpenAIは今後も参加企業を募るとしている。

両社は、契約条件の設定や承認フロー、再利用可能な契約条項の扱いなど、契約業務の一連の流れを再現するタスクを共同開発した。OpenAIによれば、Ironcladのタスクを使った評価で、最新モデル「GPT-6 Astra」は11件の契約業務タスクで平均55.0%のスコアを記録し、前世代の「GPT-5.6 Sol」の41.6%を上回った。1タスクあたりの平均処理時間も37.0分から19.2分へと大幅に短縮されたという。GPT-6 Astraは、Ironcladのタスクを使った訓練データを一部に含む初のフロンティアモデルとなる。

Ironcladの最高技術責任者は、AIエージェントが業務上の管理・承認体制を保ったまま、契約業務の全工程をつなげて理解する必要があると説明している。今回の提携にともなう金銭的な条件は公開されていない。

出典: OpenAI公式

Xでシェア

契約業務タスクでの性能比較(OpenAI公表値)

OpenAIはIroncladとの契約業務タスクでの評価において、新モデルと前モデルのスコアを公表している。

項目 GPT-5.6 Sol GPT-6 Astra
契約業務11タスクの平均スコア 41.6% 55.0%
1タスクあたりの平均処理時間 37.0分 19.2分

※出典: OpenAI公式 / AI Magazine