OpenAIは9月8日、生成AIが13〜17歳のティーンエイジャーの生活や発達に及ぼす影響を調べる独立した研究を支援するため、総額500万ドルの助成プログラムを新設したと発表しました。個々の研究への助成額は最大100万ドルで、申請は同日から10月6日まで受け付け、審査は随時進めたうえで11月13日までに採択結果を通知するとしています。
助成の対象は非営利団体・大学などの学術機関・政府機関に限定され、営利企業からの応募は当面優先されません。研究テーマとしては、情緒面の幸福、社会的な発達や人間関係、利用時間・利用形態・属性による影響の違い、年齢に適した安全対策とその効果検証、の4分野を重点領域に挙げています。学際的なチームや、これまで十分に研究対象とされてこなかった集団・地域を扱う提案、ChatGPTを対象として短期的な政策判断に資する研究を優先するとしています。
OpenAIはこれまでも、10代ユーザー向けに保護者機能などを備えた「ChatGPT for Teens」の提供や、米国心理学会(APA)との提携を通じた安全対策の強化を進めてきました。今回の助成は、AIが若年層に与える影響について業界全体でのエビデンスがまだ乏しいとの指摘を踏まえたもので、政策立案者や規制当局が判断材料とする研究基盤の整備を狙いとしています。
出典: OpenAI



