2021年設立のAIワークフロー自動化スタートアップRelayが事業を終了する。Khosla Venturesやa16zなどから810万ドルを調達し、Zapierのライバルとして注目されていた同社だが、創業者兼CEOのJacob Bank氏は8月17日、無料ユーザーは既に8月15日時点でサービス利用ができなくなっており、有料の法人顧客も9月14日にアクセスを停止すると発表した。
注目されているのは、Bank氏自身の去就だ。同氏は2015年、自身が創業したスケジューリングアプリ「Timeful」がGoogleに買収されたことをきっかけに入社し、Gmail・Googleカレンダー・Google Chatなどの製品責任者を6年以上務めた後、Relayを立ち上げるために独立した経緯がある。今回、Googleに復帰し、Chromeの製品・デベロッパーリレーションズ担当バイスプレジデントに就任することが明らかになった。Relayの従業員の一部もChromeチームに合流するという。
Bank氏は、ブラウザを「AIエージェントと共に働く生産性のハブ」にしたいという構想を示しており、今回の人事はGoogleがChromeをAIエージェント時代の中心的な作業環境として位置づけようとしている動きの一端とみられる。単独スタートアップとしてのAI自動化ツール開発から、プラットフォーマー側でのエージェント統合へと軸足を移す事例として、業界内でも注目を集めている。
出典: TechCrunch



