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Apple、Safari 27に開発者向け「MCPサーバー」を搭載 AIエージェントがブラウザを直接操作可能に

公開日: ・出典: WebKit公式ブログ

Appleは2026年9月17日、WebKit公式ブログで「Safari 27」に開発者向けの新機能として「Safari MCPサーバー」を搭載したことを明らかにしました。MCP(Model Context Protocol)は、AIエージェントが外部ツールを呼び出すための標準的な仕組みで、これまでブラウザ操作向けのMCP対応ツールは主にChromium系ブラウザに限られていましたが、Appleは標準搭載のWebDriver実装「safaridriver」に`--mcp`という起動オプションを追加することで、Safari自身をMCPサーバーとして動作させられるようにしました。

Safari MCPサーバーは、スクリーンショットの取得やDOM(ページ構造)の検査、JavaScriptの実行、コンソール出力の確認、ネットワーク通信の監視、ビューポートのサイズ変更、CSSのメディアモードのエミュレーション、アクセシビリティ検査など、あわせて16種類のツールを提供します。Claude CodeやCodexといったコーディングエージェントは、これらのツールを通じて実際のSafariウィンドウを開き、ボタンをクリックしたり、コンソールの出力を読み取ったりしながら、書いたコードがブラウザ上で実際にどう描画されるかを確認できるようになります。

利用にあたっては、Safariの設定で「Webデベロッパ向けの機能を表示」を有効にしたうえで、「開発」タブから「リモート自動化と外部エージェントを許可」にチェックを入れる必要があります。Claude Codeの場合は`claude mcp add safari-mcp -- "/usr/bin/safaridriver" --mcp`というコマンドで追加でき、Codexでも同様のコマンドで利用できます。MCPサーバー自体はローカルマシン上でのみ動作し、外部への通信は行わず、Safari内の個人情報にはアクセスしない設計になっているとしています。

出典: WebKit公式ブログ

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AIエージェントによるブラウザ操作の対応状況

WebKit公式ブログの発表内容をもとに、Safari 27でのMCPサーバー搭載前後の違いをまとめました。

項目 Safari 27より前 Safari 27以降
AIエージェントからのSafari制御 MCPによる標準対応はなく、対応するブラウザはChromium系が中心 Safari自体がMCPサーバー機能を内蔵し、標準の方法でエージェントから制御可能に
有効化の方法 該当する設定項目なし Safari設定で「リモート自動化と外部エージェントを許可」を有効化のうえ、`safaridriver --mcp`でサーバーを起動
提供されるツール数 0(非対応) スクリーンショット取得・DOM検査・JS実行・コンソール確認・ネットワーク監視・ビューポート変更・アクセシビリティ検査など16種類

※出典: WebKit公式ブログ