SpaceXは2026年8月14日、AIコーディングツールを手がけるCursorの買収を完了したと、米証券取引委員会(SEC)への提出資料(8-K)で明らかにしました。今年6月16日に発表していた総額600億ドル規模の全株式交換による買収契約が正式に成立した形で、Cursorの普通株・優先株はSpaceXのクラスA株式(合計約3億8,928万9,254株)を受け取る権利に転換され、CursorはSpaceXの完全子会社となります。
SpaceXは今年、自社のAI部門であるxAI(Grokの開発元)を統合しており、開発者7百万人が日常的に使うCursorを取り込むことで、他の主要AIラボへの対抗力を強める狙いがあるとされています。CursorのコーディングデータはすでにGrok 4.6など直近のモデル学習にも活用されており、買収完了によってこの連携がさらに深まる見通しです。Cursor側は、SpaceXが保有する大規模GPU群やColossusスーパーコンピュータへのアクセスを得ることで、より安価に高性能なモデルを開発できるとしています。
MITからのスピンオフから4年ほどで年間売上高約20億ドル規模に成長していたCursorは、買収発表前にはThrive CapitalやAndreessen Horowitzが主導する評価額500億ドルのシリーズEによる資金調達を進めていましたが、xAI側が示した買収案がそれに置き換わる形となりました。



