Bloombergは2026年8月13日、AnthropicがイスラエルのAIスタートアップDecartを約60億ドルで買収する方向で協議していると、関係者の話として報じました。交渉はまだ最終合意に至っておらず破談になる可能性もあるとしていますが、実現すればAnthropicにとって過去最大の買収となる見通しです。
Decartは2023年、イスラエル軍のインテリジェンス部隊「Unit 8200」出身のディーン・ライタースドルフ氏(CEO)とモシェ・シャレブ氏(最高製品責任者)が創業。映像・シミュレーション・仮想環境をリアルタイムに生成・応答する「ワールドモデル」技術と、チップの利用効率を高めてAIの学習・推論コストを抑える技術を強みとしています。2024年10月に公開したリアルタイム動画生成モデル「Oasis」は、公開3日間で100万人以上が利用し話題を集めました。
Decartはこれまでに約4億5000万ドルを調達しており、直近の2026年5月にはRadical Venturesが主導しNVIDIA・Adobe Ventures・Toyota Venturesなどが参加した3億ドルの資金調達で、評価額はおよそ40億ドルに達していました。今回の買収交渉は、Claudeの需要急増に対応するため、Anthropicが保有する計算インフラの効率をさらに高める狙いがあるとみられています。
出典: Bloomberg



