Reutersは8月14日、Anthropicの財務内容に詳しい複数の関係者の話として、同社が2028年の年間売上高を1900億〜2000億ドルと見込んでいると報じました。これまで公表されていなかった数字で、2026年5月時点で公表していた年換算売上高(ランレート)470億ドルを大きく上回る規模です。9月から10月初旬にかけて予定されるIPOに向け、投資家やバンカーはこの2年後の収益見通しを基準に企業価値を算定しているとされます。
高成長のソフトウェア企業でよく用いられる「企業価値÷将来売上高」倍率という手法を使い、まだ成熟した利益水準に達していないAnthropicの評価額を見積もっているのが実情です。参考となる上場企業としては、クラウドインフラのCloudflare、企業ソフトウェアのPalantir、イーロン・マスク氏率いるSpaceXなどが比較対象として挙がっているといいます。
Anthropicの売上高は、2025年末時点の約90億ドルのランレートから、2026年5月には470億ドル超まで急拡大しており、直近では2026年第2四半期に売上高109億ドル以上、四半期として初の黒字(営業利益5億5900万ドル)を見込んでいるとも報じられています。今回明らかになった2028年予測は、投資家にさらに数年先までの高成長継続を織り込ませる強気な数字といえ、既に報じられている9月の投資家向け説明行脚(評価額9650億ドル)の裏付けとなる新しい財務情報です。
出典: Reuters



