Salesforceは8月26日、2027会計年度第2四半期決算発表に合わせて、Anthropicとの提携拡大「Claudeforce」を発表しました。発表の場にはSalesforceのマーク・ベニオフCEOとAnthropicのダリオ・アモデイCEOがそろって登壇し、両社の技術を互いの製品に組み込む方針を示しました。
柱の一つが「Salesforce in Claude」です。商談準備や案件の健全性レビュー、パイプラインレビューなど37種類の事前構築済み営業スキルを持つプラグインで、SalesforceとAnthropicが共同で設計しました。Salesforceのデータや業務フローをMCPサーバーやAPI、CLIツール経由でエージェントに公開する基盤「AIforce」を通じて、Claude上からリアルタイムの商談情報を参照したり、パイプライン更新や統制の効いたアクションを実行したりできます。一部のパイロット顧客への提供が始まっており、2026年9月にはオープンベータへ移行する計画です。
もう一つの柱が「Claude in Agentforce」です。Salesforceのエージェント基盤Agentforceの推論エンジン「Atlas Reasoning Engine」でClaudeを利用できるようになり、コーディング支援の「Agentforce Vibes」や社内業務支援の「Agentforce Coworker」ではClaudeが既定モデルとなるほか、「Agent Builder」でも選択できるようになりました。
SalesforceはAnthropicの株式を既に約50億ドル相当保有しており、今回の提携に伴い今年だけでAnthropicのトークン利用に約3億ドルを投じる見通しだと報じられています。両社は今後、Claude・Salesforce・Slackにまたがる統合をさらに広げていく方針も示しています。



