ソフトバンクグループは、ドル建て社債とユーロ建て社債を合わせて約111億ドル相当を発行したと明らかにした。ドル建ては償還期間3.5年・5.5年・7.5年の3トランシェで構成され、それぞれ10億ドル・45億ドル・45億ドル、表面利率は順に8.625%・9.25%・9.75%となっている。これに加えて、償還期間4年・6年のユーロ建て社債をそれぞれ5億ユーロずつ発行し、利回りは4年物が7.125%、6年物が8%だという。海外の機関投資家を主な対象とした募集で、報道では同社史上最大級、世界的にも記録的な規模の高利回り社債発行と伝えられている。
調達した資金は、ソフトバンクが2026年2月に発表したOpenAIへの追加出資300億ドルのうち、10月1日払込予定の最終回・100億ドル分に充当される。これが完了すると、ソフトバンクのOpenAIへの累計投資額は646億ドルに達する見通しで、残りの調達資金は一般事業資金に充てられるという。
生成AIブームを牽引する企業への出資規模が拡大する中、投資元であるソフトバンク自身も社債市場からの大型調達に依存する構図が改めて示された形だ。OpenAIの企業価値評価が上昇を続ける一方、出資企業側の資金調達コストや財務体質にも市場の関心が集まっている。



