国連安全保障理事会は2026年9月23日、「人工知能の将来と国際安全保障」をテーマとする会合を開く。9月の議長国を務めるフランスが招集したもので、国連総会のハイレベルウィークに合わせてニューヨークで開催される。複数の報道によれば、米国と中国それぞれの最先端AI開発企業が同じ場で安保理に直接説明する初めての機会になるとみられている。
出席者として名前が挙がっているのは、対面で出席するOpenAIのサム・アルトマンCEO、オンラインで参加するAnthropicのダリオ・アモデイCEOのほか、国連のAI諮問機関で共同議長を務めるヨシュア・ベンジオ氏、Hugging FaceのクレマンドランゲCEOら。さらに中国のAIスタートアップであるDeepSeekとMoonshotも発言者として招かれており、DeepSeek創業者の梁文峰(リャン・ウェンフォン)氏本人の出席は見込まれていないものの、米中双方の代表的なAI企業が顔をそろえる会合として注目されている。
今回の会合は、Anthropicのアモデイ氏が主要AI企業に開発ペースの抑制を呼びかけた提言をきっかけに、ここ数週間続いてきた「AI開発をどこまで急ぐべきか」を巡る公開論争のさなかに開かれる。アルトマン氏やイーロン・マスク氏はアモデイ氏の主張に一定の理解を示す一方、MetaのザッカーバーグCEOは反対の立場を取っており、安保理という国家間の枠組みで各社の代表がどのような発言をするかが注目されている。



