Amazonは、シアトルで開催した出品者向けカンファレンス「Accelerate」で、出品者支援AI「Seller Assistant」の新機能を発表しました。目玉は、Seller Assistantが持つ商品データや分析機能を外部のAIアシスタントから直接呼び出せる新プラグイン「Selling Partner plugin」で、自社アシスタント「Quick」に加え、AnthropicのClaudeともベータ版で連携します。
この連携により、出品者はSeller Centralの管理画面を開かなくても、Claude上で在庫状況や価格、商品情報、売上分析などを確認し、本人の許可のもとで価格変更や商品情報の更新といった操作までAIに任せられるようになります。Amazonによると、Claudeとの連携設定はコーディング不要で、およそ60秒で完了するとしています。あわせてSeller Assistant自体にも、各出品者の価格設定や在庫の傾向・成長目標を記憶する機能や、常時稼働で作業を代行するエージェント機能が加わりました。
権限管理の面では、プラグインがアクセスできるデータの範囲は出品者自身が選択でき、AIが実際に操作を行う際には都度人の承認を必要とする仕組みとし、すべての操作履歴を記録する監査ログも用意したとしています。米国の出品者向けにベータ提供を開始し、順次他地域にも広げる予定です。あわせて、主要アカウント保有者向けに「Quick Plus」の12カ月無料利用特典も2026年12月31日まで用意しています。
大手プラットフォームが自社の内部AIエージェントを、外部の主要AIアシスタント向けにプラグインとして開放する動きは、GoogleがGoogle HomeをClaudeやChatGPTなどのAIエージェントに開放した事例とも重なり、プラットフォーム同士がAIエージェント経由での連携を競う流れが広がりつつあります。
出典: GeekWire



