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Anthropic、脅威インテリジェンスレポート公開 イエメンの武装勢力によるミサイル誘導ソフト開発への悪用を確認・阻止

公開日: ・出典: Anthropic公式(脅威インテリジェンスレポート)

Anthropicは9月10日、2025年12月から2026年8月までの8カ月間に確認したClaudeの悪用事例をまとめた、同社としてこれまでで最も詳細な脅威インテリジェンスレポートを公開しました。対象はサイバー攻撃、影響工作、監視活動、詐欺、生物兵器関連、通常兵器の開発、モデルの蒸留(distillation)など多岐にわたり、レポートに記載された事例はすべて同社が発見し、活動を停止させたとしています。

特に注目されているのが、イエメン北部を拠点とする勢力が関わった事例です。Anthropicによれば、このグループはClaude Codeを「人間のソフトウェアエンジニアの代わり」として使い、3つの兵器開発プログラムに関わる誘導・航法・制御ソフトウェアの作成を試みていました。具体的には、市販の携帯電話向けチップを使った飛行制御コンピューターと終末誘導機能を備えた誘導ロケット、多段式の弾道ミサイル、さらには極超音速滑空体を含む派生型ミサイルの開発が対象だったとされています。Anthropicはこの勢力を名指しでフーシ派と断定してはいませんが、活動拠点がフーシ派の実効支配地域にあることや、外部報道による指摘を踏まえると、関連が疑われる状況です。同社は関係アカウントをすでに停止しています。

レポートにはこのほか、複数の国家・非国家主体が組織したとみられる影響工作や監視活動の事例も含まれています。Anthropicは今回のような事案について、得られた知見を安全対策の強化に反映するとともに、必要に応じて当局や業界関係者とも情報を共有しているとしています。コーディング能力を持つAIモデルが軍事・安全保障分野で悪用されるリスクへの関心が高まる中、主要AI企業が自ら悪用事例を詳細に開示する動きが広がりつつあります。

出典: Anthropic公式(脅威インテリジェンスレポート)

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